しあわせの香り ’11

木もれびの街で穏やかな日々が続くことを願いながら暮らす家族の日常を綴っています。

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それぞれの日常を、たんたんと生きていく

今日のタイトルは、震災後(原発事故後)に出された
大好きな川上弘美さんの本
「神様 2011」 のあとがきの中からのものです。

震災後(原発事故後)、私は、原発立地県で長く生活していたにもかかわらず、
原発について何も知らず、知ろうともしないで生きてきた・・・
それどころか、少々の危険はどんなものにでもつきものなのだから
原発もその程度、「必要悪」くらいに考えていました。
しかし、実態を知ることになり、愕然とし、なすすべもなく、ほぼ最近まで
立ち直れずにいました。

*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:* *:.,.:*

くまにさそわれて散歩に出る。
「あのこと」以来、初めて。~ 表紙帯より~

神様 2011


静かな怒りが、あの原発事故以来、去りません。
むろんこの怒りは、最終的には自分自身に向かってくる怒りです。
今の日本をつくってきたのは、ほかならぬ自分でもあるのですから。
この怒りをいだいたまま、それでもわたしたちはそれぞれの日常を、
たんたんと生きていくし
、意地でも、「もうやになった」と、
この生を放りだすことをしたくないのです。だって生きることは、
それ自体が、大いなるよろこびであるはずなのですから。


日本には、古来たくさん神様がいました。・・・・・
大きな自然をつかさどる神様たち。・・・・・
人の暮しのまわりにいる神様たち。・・・・・・

ウランの神様がもしこの世にいるとすれば、いったいそのこと
(人間が原爆・原発を作ったこと)をどう感じているのか。
やおよろずの神様を、矩(のり)を越えて人間が利用した時に、
昔話ではいったいどういうことが起こるのか。

~「神様 2011」のあとがきより~


世界中を震撼させたこんな大変な事故を経験してもなお、
日本は、この福島の現実を封印し、原発を稼働し続ける方向へ
進もうとしている、それどころか、世界で一番安全(?)な原発を作り
発展途上国へ売り出そうとしている・・・・
なんということでしょう。
経済を回すためなら、これらは「必要悪」ということでしょうか。
もはや、ここまで来ると、わたしの残念な頭脳では、思考停止状態です。

それでもわたしたちはそれぞれの日常を、
たんたんと生きていくしかないのです。


3.11以降、震災・原発関連の本を、むさぼるようにたくさん読みました。
川上さんが好きな作家ということもありますが、この「神様 2011」が
一番私の心にすとんと落ち、涙がこぼれ、
しかし、ひととき心を穏やかにしてくれるものでした。

いくら考えても、3.11以前の日本、福島にはもう二度と戻れないのですから
しあわせの呪文「今。ここ。smile・smile」を日々唱えながら
生きていくしかありません。

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アタシもアタシの日常を
たんたんと生きていくデス。
 


| 読んだ。 | 10:10 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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